キャラホビ2010
HMMWV展示車両レポート
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キャラホビ2010で展示されていたHMMWVの紹介です。
自衛隊と一緒に広報活動の一環でキャンプ座間の在日アメリカ陸軍司令部から来たそうです
司令部だけが引っ越ししてきたのかと思ったら
こんな豪華な車まで持ち込んでいました 今回展示されていたのは増加装甲などをつけた改良型のHMMWVです
せっかくなので色々写真に撮ってきましたので紹介します
でも私は自動車に関する知識がほぼゼロなので詳しいことは知りません
まぁテケトーに書きます
つまりいつもと同じパターンって事です
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一応この車についてですが
HMMWV:High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle = 高機動多用途装輪車両
と呼ばれるものでアメリカ軍があの有名なM151ジープの後継及び多用途向けに採用した自動車です
AMゼネラル社が生産を担当していて基本モデルのM998は1985年に採用
以降アメリカ軍の参加した戦場や映画などにも登場しています
市販モデルにハマーH1シリーズなどがありますが軍用車と比較するとやはり全然違います
戦地では目的ごとに様々なオプションが装備され兵員輸送モデルや救急車、地対空ミサイル装備車両
その他多くのバリエーションがあります
また武装も豊富でM2重機関銃から各種軽機関銃、Mk19グレネードランチャーや
TOWミサイルランチャーなども装備できます
特殊部隊が使っているFAVやバギーなどを除けば米軍でもっとも小さな車両の部類に入りますが
これで一番小さい部類ってのがさすがアメリカです
写真のモデルはイラクやアフガニスタンで見られる様な増加装甲の改良型で
ボンネット前方のラジエター冷却口が大きくせり出したデザインになっています
また各部に追加装甲をつけていて
特にフロントウインドウとルーフ部分から側面のドアに覆い被さるように
増加装甲がついています
この装甲は左右のドアや側面にも広げられている形で
ドアが完全な垂直でフラットなデザインになりました
また上半身が一回り大きくなっているのでかなりシルエットに違いを感じます
ドアも装甲と防弾ガラスを装備していて
従来のものとは違います
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後方から全体
スラントバックはついていませんでした
なんかHPで紹介されていたときにはついていたんですが
展示品にはありませんでした
従来は貫通している荷台と後部座席の空間には装甲で仕切があれていました
これだと負傷者を放り込めないんですけどこれはこれでいいんでしょうか
また後方のタイヤボックス側面がメッシュ素材になっていて
中が透けて見えます
スペアタイヤのマウントも装備され後方にはバンパーがついています。
バンパーには泥よけがついています
すべてボルトオンでとても重厚です
アンテナマウントはテールランプ付近に設置されています
兵隊さん曰く後方と側面が一番狙われるみたいで
その辺を重点的に守っているそうです
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ウインカーとコンバットライト
せり出したラジエターの冷却口部分も厚みがよくわかります。
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フックは丸い棒状から角張ったものに変更されています。
周辺の補強の仕方などもとてもカッコイイデザインです
やはりアメリカ軍のデザインセンスは優秀です
人殺しの道具限定ですがw
こっそり写ってるMICH(ACH?)ヘルメットのNVマウントが
最新のサンドカラーになっています
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エアインテークの煙突?は補強でアームが伸びています。
車体が水没してもエンジン内部に水の侵入を防ぎます。
フロントウインドウのフレームより外側は従来のHMMWVモデルでは存在しない体積部分にまります
ルーフも丸味を帯びた傾斜のデザインですが上から追加の装甲をかぶせています
乗車スペースが一回り大きくなった感じです
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ドアミラーは従来と同じく上下分割式でそれぞれの視界が異なるデザインです
装着位置がピラーからドアの防弾ガラスのフレーム側に移動しています
防弾の窓ガラスが異常にせり出しているのでこうしたデザインになります
これでよく千葉県までたどり着けたと関心します
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運転席側のミラはかなり低い位置についている気がします
またドアの一部にはフックがついています
ドアヒンジもボルトと蝶番の数が凄いです
タイヤハウス後方から運転席の底面にかけて金属板で補強しています。
もう至る所補強しまくりです
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給油口は1つです
ドアのレバーやフック類も見えます
荷台の左右上面には装甲がついています。上から射撃されることをかなり意識しているようです
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タイヤとホイール
つや消しの黒はかっこいいですね
そして大量のボルトナット
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タイヤハウスの後部座席側は装甲がかなり追加されています
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タイヤサイズは37X12.50R16.5LT
ロードレンジはE
グッドイヤー製のRANGURA-MT/Rです
サイドウォールがかっこいいですね
ほすぃ
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内部です。
運転席側から撮影
なにかこうエアコンみたいなユニットが上に乗っかっています
中央はラジオマウントとスピーカーユニットです
ラジオ本体は持ってきていませんでした
サイドブレーキの基部は剥き出しコンソールもシンプルでかっこいいです
内装がけっこう綺麗なのに驚きました
内張が張り巡らされていてどれも新しかったです
シートもバケットっぽく湾曲していてちゃんとしています
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シートの下には消火器が装備されています
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ラジオマウントとスピーカーとハンドマイクのユニットです
車内中央部分は人が立てるようにフラットです。
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後部座席周辺
こちらにもエアコンのユニットのようなものがついています
荷台との仕切部分には消火器がマウントされています
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ドアは防弾ガラスが装備されていて開閉機構もあります。
開閉ユニットが入っていそうな部分が大きく膨らんでいます
ロック機構の様なものがドア上部に伸びているので
屋根のパーツに対してロックする構造になっているみたいです
内装もそうですが多くの部分がウレタン素材で覆われていました
色々とぶつけたりする為でしょうか
なかなかかっこいいので似たような素材が入手できれば真似してみたい所です
ドアの内側に見えるボルトが撃ち込まれているロールバーの傾斜が
本来のドア上部がついていた角度と位置になるので
屋根部分の装甲がかなりせり出しているのがわかります
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運転席側の後部ドアです
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運転席の下側には車両のラベルがついています
政府保有財産を示すU.S. PROPERTYがかなりシビレます
また光学機器などでもみられるバーコードとQRコード式のラベルもついています。
これもなんか真似したいですね。
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天井部分におはターレット用の大きな穴が見えます
今回のHMMWVは武装していなかったのでこの部分は開閉しません。
ルーフ側もフラットだったので非武装の装甲キットが存在するんですね
この手のルーフはすべてマウントがあると思っていましたが
こうしたモデルも存在するようです
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ルーフ後方。
消火器がマウントされています
天井部分にもマウントっぽいものがあって
アンテナが収納されています
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キャラホビ2011
HMMWV展示
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2011年キャラホビのHMMWV展示です。知り合いが写真を撮ってきてくれました。
しかし全体像とかなくて悲しいです。
今回のHMMWVは2010年とは別個体で内装など違いますが最大の特徴は
スラントバックとウエポンステーションにシールド付きクレイドルが装備されている点です。
ここまでやったらもうM2を載せたまま来て欲しい感じですが。 |
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スラントバックはスポンソン装備型です。スラントバックも二段式のタイプになっています。
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内部。中央にガンナースタンドが見えます。天井のマシンガンナーが高さ調整をしてこの台に足を置きます。
表面は滑り止め加工されていて折りたたみ式椅子の様に上下調整ができます。
その後方にはM2マシンガン用のアーモボックスを配置しておくフレームがついています。 |
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ウエポンステーション内部。ターレットは細かいギアのついたものになっていて手前にハンドルが見えるので
おそらくこれでグリグリ回転させてターレットを回転させるのだと思います。
全周防護シールドがついたモデルは相当な重量なので人力では回転が困難だと思われます。
HMMWV系全般の椅子はヘッドレストがありません。ヘルメットをするので邪魔になる為だと思われますが
長時間ヘルメットをつけてヘッドレストんのサポートが無いとかなり辛いと思います。
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