| U.S.S.R. AKMSU |
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| AKMSU（アブドマット・カラシニコフ・モデルニジロバニイ・スクラドニム・プリクラドム・ウコチェニム）はAKMシリーズのカービンモデルとしてごく少数が試作、生産された。AKMSUは主に特殊部隊や航空要員、戦車兵向けとして開発されたもので、AKMSをベースに短銃身化したデザインとなっている。過去のカラシニコフシリーズと同様に弾薬は7.62x39mmを使用し、レシーバー、ストック及び動作機構はAKMSと同様で、回転収納式の折りたたみストックを持っている。銃身先端には大型のガス拡散室を備えたマズルが装備されている。AKMSUは極端に短い銃身を装備している事から従来のマズルではピストン側へガスブローバックに必要な十分なガス圧を送り込むことができない。この為、発射ガスを一時的にマズル内部に留めその圧力を利用してボルトを安定的に作動させるという設計を採用している。高温になるマズル部分には冷却用の溝が多数配置されている。ハンドガードは短銃身化された事による反動の増大を押さえる目的でサムホール付きのバーチカルグリップが装備された。デッキカバーはレシーバーブロックと固定され、分解時にも分離しない構造となっている。またリアサイトは従来のタンジェントサイトからよりシンプルな二段階切り替え式サイトを採用している。リアサイトは戦闘射程の「ｎ」と遠距離用の「4-5」に分かれており、手動で切り替える。短銃身化した事で有効射程距離は500メートル前後まで縮小した。弾倉は従来のAK47、AKMのスチールプレス弾倉及びベークライト弾倉、RPK用の75連ドラムマガジン他AK47、AKMシリーズと共用が可能になっている。 AKMSUは後に開発されるAKS74Uのベースになったモデルでレシーバーとデッキカバーの結合構造、リアサイト、ガスブロック構造、マズルメカニズムなどがそのまま引き継がれた。 |
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| 銃身先端には大型のガス拡散室とワイヤーカッターを持ったマズルが配置され短銃身により配置が難しくなったフロントサイトとガスブロックを一体型のデザインとしている。フロントサイト兼ガスブロックには左側面にスリング固定用のフックも配置されている。ハンドガードはサムホールを装備したバーチカルグリップでデッキカバーが固定されたレシーバーを持つ。回転式ストックは３０連弾倉を装備したままでも収納と展開が可能なデザインになっている。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| レシーバー本体と回転式ストック、トリガーガード、グリップなどはオリジナルのAKMシリーズと同じパーツを使用している。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 銃身を折り畳んだ状態。回転式のスチールプレスストックはAKMSと同じものを採用しており、フォアグリップはストックを収納しても干渉しないように設計されている。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| RPKなどに使用される40連弾倉を装備した状態。こうしたロングマガジンを装備した場合、ストックを収納するにはマガジンを一度取り外さなければならない。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 特徴的なデザインのマズルはこの後開発されるAK74シリーズのトランペット型ハイダーのベースとなったデザインで、ガス拡散室には全体に冷却用の溝が掘られている。マズル先端部分は左右がU字型にカットされており、ワイヤーにハイダーをくわえ込ませて射撃をする事で、ワイヤーカッターとして使用する事ができる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ガス拡散室は短銃身化したカラシニコフを安定して作動させるための機能で、発射ガスを拡散室内に留めることで銃身内部の圧力を維持し、安定したブローバックを可能にしている。基本設計された銃と弾薬をそれ以下の長さの銃身、またはサウンドサプレッサーを装備して射撃するためにはこういった安定機構が必要になる場合もある。この機構は後に開発されるカラシニコフシリーズのAKS74UやAK104などのカービンモデルにも採用されている。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ハンドガードは独特なデザインのサムホール付きバーチカルグリップを装備している。短銃身で高反動のAKMSUの射撃を補助する目的で設置されたが、グリップそのものが小さく、扱いづらい物になった。デッキカバー先端には上部ハンドガードを固定する為のピンが配置されている。これはデッキカバーのロックを外し上部に持ち上げることで引っ込む構造でハンドガードの分解が可能になる。こうした一連の分解動作の連動は夜間に活動する特殊部隊への支給を意識したものとなっている。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ストックはバーチカルグリップの収納に干渉しないデザインになっていた。しかしこの事によりグリップ本体がコンパクトになってしまい、反動を押さえ込むためのグリップとしては不完全なものになってしまった。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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