BACKPACKS
軍隊がという組織が形成されて以降バックパックと呼ばれる背嚢は常に兵士の傍らに存在していた。武器が鋼の剣や槍であった時代から武器は変われどバックパックの果たす役割は変わっていない。元来兵士の個人装備を携行するための装備であるが近年では食料や雨具など以外にも通信機器やコンピューターのバッテリーや暗視装置、赤外線照射装置など様々な特殊装備の運搬にも使用されている。軍用のバックパックは民間品と基本的には大差ないがベトナム戦争以降歩兵装備の増加や作戦能力の向上を背景に徐々にバックパックも大型化されている。第二次世界大戦、ベトナム戦争では一般的なバックパックは15リッターから25リッター程度であったが70年代以降は35リッターから40リッタークラスのもの、さらに80年代以降では45リッターを超える大型のバックパックも開発、使用されている。これら大型パックは特殊作戦向けと考えられているが、全体的に見ても歩兵用背嚢は大型化の傾向をたどっており、サバイバリティの向上や携行機器の増大を物語っている。これには歩兵自身の役割が第二次世界大戦以降飛躍的に多極化していることが考えられる。半世紀前までには一都市/地域の制圧戦闘や戦車との随伴程度の能力しか持たなかった歩兵が通信集団、移動手段、歩兵火器の威力の増大などが近代歩兵を従来にない長期間の潜入作戦や奇襲作戦等より複雑な戦術展開を可能にした。これによってより多くの食料、水、またはハイテク機器導入に伴う新たな装備を収納する役目を担いだしたバックパックは90年代以降急速に改良が進み出している。
RUCKSACK
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BUTT PACK
■SPEAR BUTT PACK SPEAR バットパック