HUMMER H1カスタム日記
PART 1
HUMMER H1 HMMWVカスタム(左)と実物HMMWV(右)
HUMMER H1について
今回はHUMMER H1の改造日記を書いていこうと思います。HUMMERはご存じの方もいると思いますが、アメリカ軍がM151ジープに代わって1985年に採用したHMMWV(表記によってはHumvee)High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle=高機動多用途装輪車両の市販モデルになっており、1992年6月から市販が始まっています。市販に際しては映画俳優アーノルドシュワルツェネッガーの強いオファーがあったそうです。ありがとうシュワちゃん。
市販車は以降イヤーモデルとして毎年マイナーチェンジを繰り返して2006年まで生産されました。(軍用HMMWVはその後も生産継続)メーカーはAM GENERAL社で基本的にHMMWVとHUMMER H1シリーズの製造のみをしています。
軍用車ベースという事で戦争映画等でも露出が多くミリタリーマニアの間では憧れている人も多いと思います。ただ、謎多き車でもあるし、そもそもまともに公道を走れるのか?いやまともにエンジンがかかるのかなど色々心配な事をあると思います。その辺も含めて僕のハマーの購入から改造の生い立ちなども含めてつらつらと記載していきたいと思います。但し僕は自動車マニアではありませんので専門的な自動車の知識や用語は分かりません。修理やメンテナンスはすべてショップにお任せしている上に、何故あの燃える化石から作られた液体を入れるとエンジンが動き出し車輪が回るのかも分かっていませんのでその辺については専門サイトの参照や専門店へお問い合わせください。

H2とH3

ハマーの車種には後発モデルにやや小型化してラグジュアリー感のあるH2とさらに小型化したH3の各種モデルが発売されていました。こちらはゼネラルモーターズがブランドとして製造したモデルで特にH1との互換性や軍用ベースというモデルではありません。どれも軍用モデルと思っている方も多いので念のため。
とりあえず出会い編
HUMMERという車があるというのはミリタリーの趣味を始めた頃既に知ってはいましたがまだ学生でした。なんとなく米軍のHMMWVを市販にしたものだとも知っていましたが価格や実際の機能、大きさなどはまったく知りませんでした。1980年頃に父親がカマロに乗っていて、バッテリーがあがったり調子悪くなったりで、アメ車というのはなんだか面倒なものだなと思っていました。免許をとってからもアメ車にだけは乗りたくないと思っていましたが、まさか小学生の僕が危険と感じたアメ車にその20年以上後に乗る事になるとは思ってもいませんでした。その後カマロは家族が増えた為、定員オーバーで売却され、ハイエースになりました。このハイエースは僕が免許をとったときにも使っていたご長寿モデルでしたが、その後キャンピングカーや国産スポーツカーに乗っていきました。具体的にハマーが自分でも買えそうだと思ったのはアメリカから友人が遊びに来て偶然都内の本屋へ寄ったときにハマーを特集している雑誌があり、興味本位で購入してみました。色々読んでるうちにちゃんとしたお店で買ってメンテナンスをすれば乗れる気がしてきました。ただその後しばらくは予算も勇気も無く、たまに情報をあさるくらいで放置されていましたが、乗っていた車が10年を経過したのを機に買い換えをしようと思い、色々調べたら買えそうなHUMMERがネットに掲載されていました。
本来軍用のHMMWVが欲しかったですが、エアコンが無いとか色々恐ろしい仕様なのと当時スラントバックとウエポンステーションをつけたHMMWVがまず無かった事などからまずはベースになる車両を買ってそこからいじっていけばみたいな安直な考えで購入を計画しました。購入に際しては絶対にスラントバックと呼ばれる傾斜ハッチバックパーツが欲しかったので4ドアハードトップモデルを探し、オプションのスラントバックを付けて貰う事にしました。価格はなんやかんやで750万ちょっとだったと思います。
こちらが購入したHUMMER H1です。まだスラントバックがついてませんが、納車時には取り付けが完了していました。状態としては元々ブルーメタリックの車種でしたが、さらに同色でオールペンしているとの事でした。1996年製のガソリンタイプなので前もってガソリン車はオーバーヒートしやすいとかエアコンが年式的に死んでるとか色々ありましたが、エアコンはレトロフィットキットで新しくなりました。スラントがついてない状態の写真はこの販売時のものしかありませんので貴重です。HUMMERは見た目HMMWVと似ていますが、外装パーツでは殆ど互換性がありません。まして軍用はディーゼルですので僕のガソリンモデルでは外も中もかなりの違いがあります。ここから10年以上の長い旅が始まる感じです。右に購入したガソリンタイプのHUMMER H1の基本スペックを記載しておきます。
基本今購入するなら1997年以降のディーゼルターボがいいんじゃないかと思います。

これから購入される方は専門店で購入する事をオススメします。すでに生産が終わってから何年も経過していますし、希に普通の中古車屋さんで350万円前後で販売されているものもありますが、おそらくそういった車は車齢が20年前後で、エアコンなどが壊れていたり、CTISのエアー漏れがあったり、その他基本的な消耗パーツのオーバーホールがかなり必要で結局200万とか300万の修理費用が出てくると思います。僕のお薦めとしては1997年以降に生産されたディーゼルターボでアルファ以外のモデルがいいんじゃないかと思います。
製造国 アメリカ合衆国
モデル名 HUMMER H1 1996年式 4ドアハードトップ(ピックアップモデル)
エンジン 5.7リッター ガソリン式 水冷式OHV V8
ミッション 4速AT GM 4L80-E AT
駆動方式 4WD
サスペンション ダブルウイッシュボーン式コイルスプリング
最大出力 190馬力/4000rpm
最大トルク 40kg/2400rpm
最高速度 前進 105km/h 後進47km/h
全長 4686mm
全幅 2197mm
全高 1956mm
ホイールベース 3302mm
車両重量 3091kg
タンク容量 メインタンク95L サブタンク 64L
最小回転半径 8.1m
積載量 1752kg
ハンドル
定員 4名
装備 ハブリダクション/CTIS他
オプション スラントバック、エアコンレトロフィットキット、サイドガード
ブッシュガード
2004年 納車から基本情報等
2004年に購入した状態。納車後一ヶ月と言ったところです。実際にはサイドガードとリアのトレーラー連結パーツを除去しているので、納車時とは若干形状は違いますが、この状態で結構長々乗ることになります。外装はボンネットがFRPでグリルガードやシャーシのラダーフレーム等は鉄です。ボディはアルミ製でドアのみ安全基準の関係でスチール製になっています。また屋根とリアバンパーも鉄でピックアップ状態の後方仕切りも鉄製です。スラントバックはアルミ製になっています。フロント上部の3連ランプはアメリカの法律的に必要なものらしいですがHMMWVにはついていません。グリルガードは市販モデルのガードにライトマウントを溶接して取り付けたみたいです。ホイールは鉄製で16.5インチという特殊サイズで、初期はホイールが前後に分かれる2ピースタイプでしたが、こちらは1ピースタイプです。個人的には2ピースの方がボルトナットが沢山ついていてかっこいいと思います。タイヤはグッドイヤーのMTでミリタリーの刻印がありますが、ミリタリーの場合少し径の小さいものもあります。またHMMWVでは装甲の増加に伴いホイールやタイヤのデザインが度々変更されています。 標準のタイヤはオフロード用ですがオプションに舗装専用タイヤがあるみたいで、その他いくつか使用可能なタイヤがありますが概ね高価で一般的なタイヤ屋さんでは購入できません。アルミホイールなどは内側を削って無理矢理付けたり、専用品などを輸入して装着する方が多いそうです。
タイヤ内部ですがパンクしても走行可能なランフラットと空気圧が低下してもタイヤが外れないビードロックなどが装備されています。こちらはかなり重量があり、全部つけるとタイヤだけで90kg近くなるそうです。タイヤ交換は独力では無理なのでスペアタイヤもあまり意味が無さそうです。ちなみに僕のタイヤは交換の度にビードロックとランフラットは軽量化の為に外してもらってますので一般的な車両と同じタイヤ性能です。
ミラーは電動式ですが本体の折りたたみ機能はありません。ガソリンタンクは2個装備されています。
最初のデビューは千葉のフィールドで近場でしたが、次がいきなり静岡まで片道200km以上、5時間程度の長距離運転に挑戦しました。かなりドキドキでした。怯えたコッカスパニエルの様に震えながら運転し、現地についた感じです。しかも土日泊まりがけのゲームで土曜日にはキャンプ地を台風が通過しました。河川敷のゲームでしたので購入してすぐ増水した川に流されてHUMMERライフが終わるかと思いました。夜に降った水量としては知人のテントが30cm以上水没しながら動いていた感じです。
翌日は晴れて暑いくらいでした。青い色も今見ると実に新鮮です。サイドガードを外したので側面底部の塗装が違うのが分かります。スラントバックは市販のオプションモデルで軍用とはまったく形状、機能が違います。視認性を高めるために付いている窓がとてもいらない感じですが、乗用車しか乗らない人ならあれば便利な感じです。僕は仕事上トラックに乗っていたので後ろが見えないのは平気ですが、安全の為にバックカメラを付けました。
さらにスラントバックの続きですが、HMMWV用とは同じ部分が何も無いというくらい無いです。まずスラントバックと後部ドアのガラス窓同士の間にあるスペース(ピラー)部分は本来スラントバックがめりこんでくるので軍用車には無い部分です。屋根も市販モデルの方が少し長く、軍用のスラントバック自体は少し屋根の下に潜りこむ感じです。また傾斜部分後方左右のカットは垂直ですが、軍用車は丸みのあるものが初期に使われ、次に比較的角張ったタイプなどが使われています。その他ハッチロックの形状など諸々違います。そして固定方法も異なります。ハッチの開閉はHUMMERのものが上に上げ下げできるのに対して、HMMWVはハッチを持ち上げた後ハッチそのものを後方についたての様に配置できる複雑な機構です。またアンテナベースなども最初から付属しています。モデルが進んでいくとエアコン搭載モデルなども登場し、スラント傾斜部分に空気を出し入れするスポンソンがついたりします。
後部はこの他、日本での車検対策も色々施されていてテールランプはラングラーのものが使われ、本来のヘッドライトの外側、ウインカーの位置に車検対応のライトがついています。
運転について
HUMMER H1はエンジンやミッションなどのパワートレインを底上げして下面をフラットな構造にする為、本来の自動車の下に来るはずのユニットが座席の高さまでせりあがっています。FR車のシャフト用トンネルが巨大化し全通した様な感じです。その上に座席を設けると当然高さが伸びてしまい、敵に発見されやすくなる為、広く、薄くデザインされています。そのため、座席はパワートレインの左右に配置され、これが異常な車幅の原因になっています。「だがそれがいい」と購入する人は思いますが。車幅がミラーを入れると230cm程度になるのと左ハンドルなので運転感覚は色々と気になる所です。また窓が小さく垂直な為視認性が悪く、座高の高い人だと苦労すると思います。
実際の運転ですがAT車なので走行中はハンドル操作のみに集中できます。ガソリン車はパワーも無く、速度もそれほど出ないので山道は苦手です。ただ運転に関してはAT車という事もあり、割と簡単で慣れてしまえば大きさも気になりません。都内などの住宅街で片側交互通行みたいな商店街とかはさすがに厳しいですが、高速道路や一般の道路などは問題無く走れます。運転席側のグリルガード左端やウインカー(サービスライト)付近を白線に合わせて走らせると安定して走れます。
走行中時速90kmを超えたあたりから不安定になる事もありますが、窓が垂直な為、風を正面から受けたり足回りのパーツの損耗が原因だったり色々なのでそこはお店と相談してください。Uターンはさすがに苦手で曲がりきれない事が多いのでそれを前提に操作した方が良いです。また右折は左ハンドルな上に車幅が広いのでまったく見えない場合があります。特に国道など対抗車右折線に大型車がいる場合などは対向車線の様子がまったく見えないので困りものです。また高速の右折合流やコンビニ等から出る場合も左折時後方が見えにくいなどありますのでオーバーアクションであらかじめミラーの角度を道路にあうように前もって計算して侵入していくと良いと思います。
信号等は窓ガラスが垂直で座高によってはかなり見にくいですが、座席には一応高さ調整がついています。また信号の手前の停止線ギリギリで停まると信号が見えなくなる場合が多々あります。ちょっと前で停まる。重くブレーキの効きも良くないので早めのブレーキングと安全運転が大切です。


乗り心地
この車を購入する予算がある人は大抵予備の私用車などを別に持っている方もいるので特別な時以外乗らないかも知れませんが僕は予備の車を持っていないのでこちらの乗り心地は大切です。基本的には質の悪いトラックに乗っている感じです。変な振動や衝撃はありませんし、高速道路のカーブなどは安定して曲がっていけますが、まず運転席以外の座席が圧倒的に狭いのが問題です。1人で乗るには良いですが、大人を3人乗せて2時間乗るなら最低でも1時間に1回はサービスエリア等で休息した方が良いです。特に後部座席の環境は劣悪で、前部座席もほとんどリクライニングできませんが、後部座席は完全にベンチシート状態でほぼ垂直の無稼働イスです。エアコン関係ですがエンジンやミッションの熱がすごいので4月にはクーラーが必要になります。基本的にフルパワーで回さないと夏場などは冷えないですし、炎天下に放置していた場合、冷却は困難です。これも年式によりますが、僕の場合最終的に最もパワーのあるリアエアコンを撤去してしまっているのとスラントバックの仕切りを外し貫通させているのでエアコンのパワーが6割減になり室内の容積が2倍くらいになるという愚行で夏場のドライブはバターン死の行軍となります。


騒音

乗っていて気になるのは騒音が一番です。アイドリング時からディスイズアメリカ的な音量です。タイヤがオフロード用の為、時速60kmくらいからロードノイズもひどくなります。当然エンジン音もうるさくなり、、高速道路では大声で会話しないと会話が成立しません。音楽などが好きな方はさらに大きな爆音でエンジン音等をかき消すか、諦めて少しだけ聞こえる音楽を聴くかです。HUMMERはエンジンが運転席内部に入り込んでいるのでドッグハウス等の防音などをしていけば少しくらいはマシになるかもしれません。ガソリン車はアイドリング時は静かですが高速道路などではかえってうるさく感じます。ディーゼル車を何度か乗らせてもらいましたが、アイドリング中は凄い音ですが中に乗って走ってしまうと思ったほど音は気になりませんでした。この辺音域とか色々難しい事が関連しているかもしれません。音楽については年式によってスピーカーが増設されていくので環境は良くなると思います。


速度
カタログスペックでは時速105kmとありますが実際には110kmくらいまでは余裕で出ます。下り坂等では120km超えもします。ただガソリン車はオーバーヒートしやすいとの事なので高速ではだいたい95km前後での運転を心がけています。スポーツカーや普通の乗用車から乗り換えるとこの速度に耐えられるかが問題です。またガソリン車は加速力も低く無理な加速もしない様にしている為坂道などで急激に速度が落ちる事があります。事前に坂の前で加速していく様にしています。


燃費
こちらもディスイズアメリカ的な燃費です。細かく計算した訳ではないですが、高速道路走行メインで走行距離と給油した量で単純に割ってみるとリッター4km〜4.5km程度だと思います。HUMMERという車でこれを多いと見るか少ないと見るかは多分買う人と買わない人で意見が分かれる所だと思います。エアコンを全開にして渋滞にはまるとリッター2.5kmくらいになります。

駐車について
こちらも車幅の関係からよく質問されるのですが高速のサービスエリアなどはドアスペースの間隔が広いので余裕で入れます。心配なら大型レーンを使えばいいと思います。3ナンバーに対応した駐車場ならギリギリ入れます。タイヤが少し左右の白線の内側を踏むくらいで収まります。コストコなどは十分入れます。都内のホテルの地下駐車場にも入ったことがありますが普通に入れました。ただ鉄骨が出ている立体駐車場やコインパーキングは無理だと思います。自宅用の駐車スペースならよほどギリギリで確保してない限りは問題ないと思いますし大型ショッピングモール系は今まで色々いきましたが普通に入れました。


視線
最後に周囲からの視線についてです。当たり前ですがこんな派手な車に乗っていると走行中歩行者や併走する車からの視線が凄いです。サービスエリアに入れば質問攻めに合う場合もあります。皆さん概ね笑顔で見てくれているので良いのですが、携帯で撮影したりする人も多く、ひどい場合は運転者自らが携帯撮影を行おうとトライしてきます。これはもちろん違反ですが、こちらからやめさせる術はなく、夢中になって撮っていると車がこちらに寄ってきます。その辺の危機回避は頭に入れておいた方が良いです。また車線変更をしようと移動先の後続車をミラーで確認すると突然減速する事が多いです。これはHUMMERを近くで観察する為の行為で、追い越し車線側の車がよくやってきます。この自動車が通り過ぎたら車線変更しようと思ったら突然減速するので結構対応に困ります。でも最も厳しいのは家族の視線です。あとお客さんとか来ると発見され、必ず質問されます。

2009年6月 トラブル発生
この後しばらくは問題無く運転できましたが、最初に起きたのは悪名高き?CTISのトラブルでした。バルブやらホースやらの劣化でタイヤの空気圧が無くなって駐車場で変に傾いたHUMMERが悲しそうな状態になっていました。お店が来てパーツ交換と空気を入れて修復されました。その後は特に問題なく走りましたが、ビッグトラブルが2009年6月7日早朝に発生します。湾岸線のお台場前の海底トンネルを走っていると急にギャーっという音と共に何かがばらける音がしました。直後にハンドルが重くなり緩やかなカーブだったので少し走馬燈が・・・。なんとかハンドルをひねってトンネルを抜けると路側帯に強行着陸です。何が起きたか分かりませんでしたが、車を降りて周囲を見るとエンジンルームのあたりから大量の液体が・・・後で分かった事ですがサーペンタインベルトが通っているプーリーの上に冷却水のホースがあるらしく、そこから漏れた冷却水がベルトに垂れてベルトを外してしまいついでに暴れたベルトに冷却水のホースも破壊されたとの事でした。人生初のドナドナです。保険屋さんに連絡してハマーが積めるローダーで救助してもらいました。
2010年12月 小改良
ミラーをミリタリータイプにし、軍用のブラックライトを取り付けて貰いました。ボディと色が違いますが、オールペンを目指しているのでしばらくはこれで良いと思いました。取り付けはスカイオートさんでやってもらいました。
この年の前後からメンテナンスや車検を購入時の店から埼玉にあるアメ車専門店スカイオートさんにお願いする様になりました。以前は購入先で元からついていたタイヤがそれぞれ4分山と7分山程度でタイヤ交換を2度したのですが、一度目はタイヤを大阪まで発送し、ホイールは店にある在庫品をつけるという感じでした。二度目は取り付け機械の調子が悪いとの事で半年経ってもタイヤ交換ができませんでした。これ以上タイヤがスリ減ると命もスリ減りかねないので、HUMMER専門店として有名なスカイオートさんに色々とやってもらいました。ちょっと内部を見て貰っただけで色々消耗部位も見つかったので交換や修理も車検時等にお願いしました。
ミラーは電動調整式からネジ固定式で上下分割タイプの軍用ミラーになりました。実に視認性が悪くかなり危険です。2000年以降の電動ミラーはさらに幅広で見やすいと思うのでそこからこのミラーにしたら泣けると思います。ブラックライトは有るべき位置に何も付いてなかったのでちょっとごつくなりました。といってもまだ青いのでなんともですが。
この後エンジンのオーバーホールと排気漏れの修理、ミッションのオーバーホール等を行ったのでOH関係で60万くらいかかりました。2004年に購入してから約7年、車齢が15年近いアメ車ですのでこの辺の出費は仕方ないと思います。ミラーは左右セットで15000円程度、ブラックライトも2万円程度でいずれも放出品店で購入しました。
この時点から現在までにボールジョイント各部やブレーキパッドの交換複数回。ハブオイル漏れメンテナンス、ブーツ交換などハマーの維持に必要なメンテナンスを一通り行っています。
トラブルとしてはブレーキオイルが抜けて警告が出たのとミッショントラブルがありましたがミッションはOHして修理になり、ブレーキはライン弾き直しで対策しました。また数回CTISのエア漏れがありましたがこれもパーツ交換で修理しました。また錆びて腐っていたエアクリーナーのケース先端側を交換しました。奥側も交換したいですがいずれまた。
2011年9月 スラントバックウインドウ撤去
オールペンを行う前の下準備としてスラントバックについている3枚の窓ガラスを撤去しアルミ版を貼り付けてもらう作業をスカイオートさんにお願いしました。リベットを打ってコーキングなどをして水漏れを防いでいます。
アルミ板を張り付けた感じです。やはり窓が無い方が無骨で良いです。
2011年9月 オールペン
2011年9月遂に念願のオールペン塗装をしてもらいました。塗装ブースに入ってます。最初は3カラーのウッドランド迷彩に憧れていましたが色合いと独特のぼかし塗装が難しいのと今後のヒストリカルゲーム等の事を考慮してサンドカラーにしてもらいました。これでようやくHMMWVに似てきました。青い状態だとラル大尉専用とかになってしまうので。ここへ来るまでに7年の歳月がかかりましたが、なんとか撮影してもサマになる色になりました。
ホイールは黒のままにするか塗装するか悩みましたがせっかくなのでとりあえず塗ってみました。気に入らなければラッカーで黒く塗ってしまえると思って。1ピースホイールなのでスッキリしすぎ感がたまらないので2ピースホイールが欲しいです。これと同時にアンテナブラケットを2個とロングアンテナを1個付けて貰いました。またスラントバックのガラス面(左右と後方)を外してアルミ版で埋めて貰いました。
2011年10月 2me台目購入?
オールペンの最中の代車。いや待ちきれないのでもう1台買った・・・ではなく、フィールド常連仲間のT氏がH1を購入していました。こっそり登場して2台並べようという作戦でしたが、この時僕のHUMMERは塗装ブースにいました。しかもメタリックグリーンとブルーでおそろいになるという感じでしたが僕のHUMMERは既にダンボールカラーに・・・
塗装とアンテナブラケット左右。アンテナ装着完了、ヘッドライトのあった位置にミリタリータイプのLEDウインカーを装着しました。初期の状態からするとだいぶパワーアップしていますが、まだまだやることが沢山ありますが今回はここまでです。
PART2に続く